財務ハイライト

当社グループを取り巻く事業環境においては、雇用・所得環境の改善や企業の設備投資の増加などにより、緩やかな回復基調で推移した一方で、米国の通商政策の影響や中東情勢の緊迫化、原材料・エネルギー価格の高止まりや為替相場の変動、物価上昇の継続などにより、景気の先行きは依然として不透明な状況が継続するものと認識しております。

このような経営環境下、当社グループは、原材料価格や物流費等の動向を注視し、適切な価格対応や生産・調達体制の最適化を通じて、収益基盤の維持・強化に努めました。また、長期ビジョン「積水樹脂グループビジョン2030」の実現に向け、「中期経営計画2027」の最終年度として、事業環境の変化を的確に捉え、企業価値向上に向けた各施策に取り組んでおります。同計画の重点方針の一つである「資本コストや株価を意識した経営」のもと、政策保有株式の縮減を加速するとともに、成長投資および株主還元の強化など、資本政策を推進しております。成長投資については、海外展開強化の一環として、当中間連結会計期間末後の2026年10月6日付で、韓国およびベトナムにおいて交通安全製品事業を展開するHi-Q Co., Ltd.を当社グループに迎え入れ、アジア地域における交通安全事業の成長基盤強化を図りました。

当中間連結会計期間の連結業績につきましては、原材料価格上昇や天候不順の影響を受けながらも、一部の事業において原材料調達環境の先行き不透明感を背景とした前倒し需要や、欧州での仮設型交通安全製品の販売拡大もあり、売上高は365億4千2百万円(前年同期比4.4%増)、営業利益は17億2千5百万円(前年同期比0.1%増)、経常利益は20億5千万円(前年同期比2.8%増)となりました。親会社株主に帰属する中間純利益については、投資有価証券売却益の計上などにより、30億3百万円(前年同期比168.6%増)となりました。
なお、参考として、当中間連結会計期間におけるEBITDA(※)は39億7百万円(前年同期比8.0%増)となりました。
(※)EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)