財務ハイライト

2025年3月期第1四半期は、長期ビジョン「積水樹脂グループビジョン2030」の実現に向けた「中期経営計画2027」を2024年5月に策定し、スタートさせました。同計画では長期ビジョンの3つの基本方針「人的資本の価値最大化」、「成長戦略による拡大」及び「サステナビリティ経営の推進」に、4つ目の方針「資本コストや株価を意識した経営への取り組み」を加え、企業価値の向上に向けた施策について、全社をあげて推進、実行しております。組織面においては、2024年4月に、「人的資本の価値最大化」を着実に推進するために、人事・総務・人財開発機能をさらに強化する人財本部を新設するとともに、成長戦略における重点地域の一つである首都圏での設計対応力を強化するため、東京設計室を設置いたしました。

当第1四半期の連結業績は、売上高は、特に公共分野における工期遅延等の厳しい環境が継続しているものの、ドイツの道路保安用品メーカー「WEMASグループ」及びエクステリア製品メーカー「株式会社エクスタイル」を連結子会社化したことにより、155億4千2百万円(前年同期比13.3%増)となりました。利益については、長期ビジョン達成に向けた人財・成長投資を引き続き推し進めたことに加えて、前述のM&Aに伴うのれんの償却影響もあり、営業利益は7億4千4百万円(前年同期比38.7%減)、経常利益は9億2千8百万円(前年同期比34.3%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億2千8百万円(前年同期比49.2%減)となりました。

なお、参考として、当第1四半期連結累計期間におけるEBITDA(※)は15億8千万円(前年同期比5.9%増)となりました。(※)EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費)