品質管理

品質方針

積水樹脂グループは、お客様の信頼と期待に応える品質の提供を通じて、安全・安心・快適で持続可能な社会の実現に貢献します。

  1. 1お客様とのコミュニケーションを大切にし、お客様目線の品質で、「安全・安心」、「地球環境」に配慮した製品・サービスを提供します。
  2. 2製品・サービスに係る関連法規、ならびに社会規範、社内規則等のコンプライアンスを徹底し、企業としての社会的責任を果たします。
  3. 3現状に満足せず、「より豊かな社会の実現」に向け、品質管理活動の継続的改善に努めます。

安心して使っていただくための品質管理について

品質方針の下、ISO9001に基づく品質マネジメントシステムを構築し、設計・開発~生産における管理を徹底すると共に、品質管理活動の継続的な改善に取り組んでいます。
生産事業所ごとに、毎月、品質会議を開催し、品質改善やお客様に満足していただける製品づくりのため、年度ごとに定めた品質目標、重点実施項目、推進計画の実施状況について進捗管理を行っています。
主要生産事業所では、ISO9001に基づく品質マネジメントシステムを構築し、認証登録を継続しています。また、認証取得していない生産事業所においても、社内品質監査を通じてISO9001に準じた品質管理体制の構築を図っています。

主な取り組み

製品品質の評価・改善

設計・開発の拠点がある滋賀工場内には、性能確認試験走路「道夢道(どうむどう) 」があり、製品実物大での評価を行える「走踏試験機」や「落錘試験機」、「音響測定試験棟」などを備えています。製品開発において、シミュレーションによる検証の他、これらの試験機を活用し、最終的には実物製品での安全性や信頼性、耐久性の実証試験を行い、お客様に安心してご使用していただけるよう製品品質の評価・改善を行っています。
また新規基盤技術研究所では各種分析装置、耐久性試験等を備えており、素材レベルの性能を評価しています。
2024年度には塩水噴霧、乾燥、湿潤等の環境を組み合わせたサイクル試験により、材料の耐食性を評価することができる塩乾湿複合サイクル試験機を新規導入しました。新製品開発、品質改善に向けて活用を進めています。

実車衝突試験による性能評価確認の様子
電子顕微鏡
塩乾湿複合サイクル試験機

クレームへの対応と再発防止

お客様からの苦情・クレーム情報については、各営業部門にて受け付けた後、品質管理部門、製造部門、技術部門が連携し、当該クレームだけでなく類似案件の調査・対応も含めて、再発防止対策を実施しています。再発防止策の実施後は、効果の確認を行い対策の妥当性を検証しています。
また、半年ごとに取締役会へも報告し、品質管理体制の審議・改善につなげています。

クレーム対応フロー
顧客、営業部門、品質管理部門、製造部門・技術部門を横断して行うクレーム対応フロー図