脱炭素社会への貢献

脱炭素への取り組み

積水樹脂グループでは、日本政府の温室効果ガス削減目標「2030年度に2013年度比46%削減」を受け、「2029年度に2013年度比46%削減」の目標を設定しています。

CO2排出量の削減目標(国内事業所)
2024年度目標 2029年度目標
2013年度比 40%削減 2013年度比 46%削減

「積水樹脂グループサステナビリティ推進委員会」を原則3ヶ月に一度開催し、気候変動対策・脱炭素に関する取り組みを管理・推進しています。2024年度におけるCO2排出量は、これまでの省エネ設備への更新や生産性向上等の設備投資、及び非石化証明書のある電力を利用し、2024年度の目標値2013年度比 40%削減を上回る40.7%削減となりました。引き続き更なるCO2排出量削減に向け、事業活動における環境負荷の低減に取り組み、2029年度目標2013年度比46%削減を 目指します。

CO2排出量の推移(Scope1、2)
(国内事業所)

国内・海外事業所のCO2排出量、エネルギー使用量削減への取り組み

生産事業所では生産プロセスの改善や高効率設備の導入、作業場照明設備のLED化、設備改良によるエネルギーロス改善、また、オフィス部門では省エネ・節電、働き方改革等を積極的に進め、事業活動におけるCO2排出量やエネルギー使用量の削減に取り組んでいます。
2024年度は国内事業所は削減していますが、2024年度よりWEMASグループを追加しましたので、海外事業所における排出量及び使用量が増加しています。
今後も、引き続き、ハード・ソフトの両面から、省エネ活動の推進及び効率改善を図っていきます。

CO2排出量と原単位
(国内事業所・海外事業所)
エネルギー使用量と原単位
(国内事業所・海外事業所)
※GJ(ギガジュール)=109J(エネルギーの単位)

2024年度の主な取り組み

  • 高圧変圧器更新(サンエイポリマー㈱)
  • 工業用汲上ポンプサイズの適正化(滋賀工場)
  • 太陽光パネル設置(土浦つくば工場 土浦製造所事務厚生棟新設)
  • フォークリフトの電動化
  • 連続生産工程・不良率低減によるCO2排出量削減(共通)など

太陽光発電システムの導入

脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環として、太陽光発電システムの導入を進めています。

滋賀工場(性能確認試験走路「道夢道」)(2021年度設置)
土浦つくば工場(つくば製造所)(2022年度設置)
TOPICS
土浦製造所事務厚生棟更新によるCO2排出量削減
太陽光パネルを事務厚生棟屋根に設置

土浦つくば工場 土浦製造所事務厚生棟のリニューアル工事を行い、2024年10月に竣工しました。
新事務厚生棟建築に当たり、これまで製造所内に分散していた事務所の集約、複層ガラスの採用などの省エネ対策を実施しています。また太陽光パネルを設置し、蓄電池との併用により、製造所内電気使用量の削減に繋げています。

今後の取り組み

引き続き、省エネ設備導入・更新、生産性向上に取り組む(梱包バンド生産ラインや加熱炉更新など)とともに、生産設備の集約や生産拠点の最適化の推進、エネルギー転換などを進めていきます。また、建屋更新時の屋根への太陽光発電システムの設置(滋賀工場厚生棟をZEB予定)や非化石証明書付き電力も継続活用し、2029年度での2013年度比46%削減を目指します。