ロックアウトとは・・・
作業者一人ひとりが、機械や装置に供給されるエネルギー(動力)源を、遮断もしくは遮断し続けること。
エネルギー源を遮断し続けるために、動力源のスイッチ、バルブ、レバーなどを操作できないように施錠します。
施錠するために錠(パドロック)、掛け金(ハスプ)、カバー(治具)などを使います。
このような事故を防ぎ、安全を確保するためには、作業者が作業を完了し現場を退出するまで、確実にエネルギー源を遮断し続けることができる手段が必要です。その手段が、ロックアウトなのです。
ロックアウトステーションには、複数の作業者が入場する時に使用するハスプと、作業者用のパドロック(セフティ)が設置されています。また、インターロックプラグの誤挿入を防ぐ、プラグロック用スライドプレート(KEY収納タイプ)を取り付けています。
ロックアウトステーションのご紹介
オレンジ色のインターロックプラグを抜き、電源を遮断します。
プレートがスライドし、隠れていたKEYが取り出せるようになります。
扉開閉用パドロック(セキュリティ)施錠を開錠します。
連結棒をずらしてカバーを開け扉開閉用パドロック(セキュリティ)とKEYを収納します。
インターロックプラグのスライドプレートロック穴にハスプを掛けパドロック(セフティ)で施錠します。(ロックアウト完了)
作業者以外の入場を防ぐために、内鍵をかけてから作業にかかります。
ハスプにあるパドロック(セフティ)によって入場中であることが確認できます。
インターロックプラグのロックアウト(パドロックとハスプ)を解除してステーションに戻します。ステーション内のパドロック黄(セキュリティ)を取り出し扉を閉め施錠します。スライドプレート内にパドロック(セキュリティ)のKEYを収納し、インターロックプラグをさします。これらの動作により、場内の人員の有無を確実に把握でき、判断ミスを防ぎます。
第一項:機械の掃除、給油、検査、修理又は調整の作業を行う場合において、労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、機械の運転を停止しなければならない。
第二項:機械の運転を停止したときは、当該機械の起動装置に錠を掛け、当該機械の起動装置に表示板を取り付ける等同項の作業に従事する労働者以外の者が当該機械を運転することを防止するための措置を講じなければならない。